梅(ウメ)
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●薔薇(バラ)科。
●原産国:中国。
●花期:1〜3月
遣隋使が中国から持ち帰ったと言われています。
種類も多く、観賞用の花梅で約300種類、果樹として栽培されている実梅でも約100種類あります。
梅雨(つゆ)の由来は、梅の実がなる頃に雨が多いから。
◆花言葉:忠実、高潔、気品 |
クロッカス
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●あやめ科。
●原産国:ヨーロッパ南部
●花期:2〜3月
早春に顔を出すので、ヨーロッパでは春の訪れを告げる花として親しまれています。
白、黄、紫など色が豊富で、80種類以上の品種があります。
高さは5〜10cm、葉は松葉のように細長く伸びます。
花が咲くのは昼間だけで、夜には閉じるのが特徴。
◆花言葉:切望、私を信じてください、焦燥、青春の喜び |
山茶花(サザンカ)
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●椿(ツバキ)科
●原産国:日本
●花期:12〜2月
椿と花が似ていて、見分けが難しいですね。椿は花ごと落ちますが、山茶花は花びらが1枚ずつ散ります。
椿の中国名「山茶花」(さんさか)から転じて「さざんか」という名前になりました。
色は白、紅、ピンクなど濃淡さまざまあります。
とてもいい香りがします。
◆花言葉:理想の恋・ひたむきな愛・愛嬌、困難に打ち勝つ |
シクラメン
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●サクラソウ科
●原産国:地中海沿岸
●花期:11〜4月
冬の観葉植物の定番的存在。種類も大変豊富です。花芽と葉芽は1:1で生育します。
和名は何と「豚の饅頭」。原産地であるトルコなどでは、豚が球根を食べることから「豚のパン」と呼ばれていました。日本に伝わったとき、直訳して「豚の饅頭」と名付けられたようですが、この名前は定着しなかったようですね。
冬の贈答の花としてよく用いられていますが、お見舞いの花には適していません。お見舞いのタブーとされている「鉢植え」「赤い花」「下向きの花」、それに加えて"シクラメン"が「死」「苦」の語呂合わせになるからです。
◆花言葉:清純、はにかみ、思慮深い |
シンビジューム
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●ラン科 シンビジューム属
●原産国:中国、ネパール、インド
●花期:1〜5月
とても華やかで花持ちもよいので、お祝いの花束などによく使われます。
ランの中でも比較的育てやすく、熱帯アジアを中心に広い範囲に分布しています。種類も豊富で、60ほどの品種があります。
葉は細長く、育ってくると株元バルブと呼ばれる大きく膨らんだ部分ができ、ここに水分や養分をためます。
◆花言葉:大志、飾らない心 |
水仙(スイセン)
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●ヒガンバナ科。
●原産国:スペイン、ポルトガル。
●花期:12〜4月
日本には、中国経由で伝わりました。
清楚な姿と香りが仙人のようだということで「水仙」という名前になったそうです。
ギリシャ神話に、美少年のナルシッサスが水面に映った自分の顔に見とれてそのまま花なった話がありますが、その花が水仙です。
◆花言葉:自己愛、神秘、うぬぼれ |
千両(センリョウ)
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●センリョウ科
●原産国:日本、インド
●花期(実の見頃):11〜2月
万両(マンリョウ)と共にお正月の生け花などによく使われます。
6〜7月に黄緑色の花を咲かせ、11月頃から実が赤くなります。
赤と黄色の実があり、葉の間から上向きにつくのがセンリョウで、赤と白の実があり、下向きにつくのがマンリョウ。
葉は光沢があり、先がとがってギザギザしています。
お正月の生け花に欠かせない花材。シンビジウムに短めに切った千両を添えるだけでもお正月らしくなりますよ。
◆花言葉:富貴、可憐、裕福 |
福寿草(フクジュソウ)
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●キンポウゲ科。
●原産国:日本。
●花期:2〜4月
北海道から九州にかけて分布し、山林に生育します。
「元日草」「正月花」とも呼ばれ、新年を祝う花。
高さ10cmぐらいの茎になると,黄色い花を咲かせます。
英名のアドニスは、ギリシア神話に登場する少年アドニスに由来します。アドニスは猪に刺されて命を落とします。美の女神アフロディーテが彼の死を悲しんで、体から流れる血から深紅の花をかせたと言われています。でも、この花はアネモネのはず。いろいろ調べてみましたが、どうして福寿草の英名がアドニスになったのかはわかりません。
◆花言葉:幸せを招く、永久の幸福 |
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まいにち暦生活
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高月美樹 監修/ナツメ社
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