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 関連書籍
ことわざ絵本
五味太郎 著/岩崎書店
発行されてからずっと読まれている絵本です。子どもと一緒にことわざのお勉強するのにおすすめ。
 
大切にしたい、にっぽんの暮らし。
さとうひろみ 著/サンクチュアリ出版
これまで年中行事や歳時記にあまりなじみのなかった方の入門書としておすすめ。やわらかいタッチのイラストが満載でとてもわかりやすく楽しい構成になっています。
無い袖は振れない
実際にないものはどうしようもない。してあげたいと思っても、力がなくてどうにもならない。
  ※袖は財布を入れておくところなので、お金がないというときに使います。
 
泣いて馬謖(ばしょく)を斬る
  規律や統制を保つために、たとえ愛する者であっても厳しく処罰する。
  ※「三国志」で、諸葛孔明(しょかつこうめい)の部下である馬謖が命令に従わず大敗を招いたとき、孔明はその責任を追及して馬謖を斬ったという中国の故事からきています。
 
情けは人のためならず
他人に情けをかけることは、その人のためになるばかりではなく、巡り巡って自分にも返ってくるから、自分のためにもなる。だから積極的に親切を心がけるべきであるということ。
※誤った意味で使われることの多いことわざのひとつですね。情けをかけるとその人のためにならないと思っていた人も多いのでは? 人には親切にしてあげる方がいいのです。
■ 怠け者の節句働き
  普段怠けている者に限って、人が休んでいるときに張り切って働くものであるということ。普段からまじめにしっかり働きましょう。
   
   横着者の節句働き 野良の節句働き 怠け者の宵働き 無精者の一時働き
 
二階から目薬
思うようにやれずもどかしいこと。また、回りくどくて効き目のないことや不適切なやり方のたとえ。
 
 天井から目薬 二階から尻炙(あぶ)る 月夜に背を炙(あぶ)る。灯心で竹の根を掘る
二八(にはち)余りは人の瀬越し
16、7歳のころは一生を左右する大切な時期。そこを越えて初めて一人前になれるということ。
※「二八」は2×8で16。「瀬越し」は重大な危機、または危険な時期を乗り越えるという意味。
盗人を捕らえて縄をなう
  準備を怠り、事が起きてからあわててその対策を考えること。普段の備えをせずに場当たり的に行動しても手遅れです。
   
   戦を見て矢を矧(は)ぐ 渇して井を穿(うが)つ 火事の後の火の用心
年貢(ねんぐ)の納め時
滞納していた年貢を生産する時。また、悪事を働き続けてきた者が、ついに捕らえられて罪に服さねばならないこと。もうこれ以上逃れられません。悪事に限らず物事には、見切りをつけて諦めなければならない時があるということですね。
暖簾(のれん)に腕押し
暖簾に腕で押したときのように何の手ごたえも張り合いもないたとえ
 石に灸 豆腐に鎹(かすがい) 糠に釘 沼に杭 


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