行事食とは、季節折々の伝統行事などの際にいただく料理、特別な行事の時の華やいだ食事のことをいいます。 それぞれの旬の食材を取り入れたものが多く、季節の風物詩の一つにもなっています。
年中行事や冠婚葬祭、祭りの時のことを「晴れ・ハレ」、日常のことを「褻・ケ」といい、食ベる物だけでなく着るもの、室礼(しつらい)なども、日常と非日常を区別してきました。 このようなハレの日は休息を取る、生活に変化とけじめをつけるということに加え、御馳走を食べることで栄養を摂るという意味もあったようです。昔は、今のように飽食ではありませんでしたからね。
特別な日にいただく料理で、まず思いつくのは正月のおせち料理ですが、他にも行事ごとに受け継がれてきた料理があります。 地域によってお祝いの仕方が違うように、料理もいろいろとあるようですが、こちらでは代表的なものを紹介しています。