七夕
後醍醐天皇の時代、宮中における七夕の儀式で、そうめんの原型といわれる「索餅(さくべい)」を供えたという記述があります。 索餅は熱病を流行らせた霊鬼神が子供時代好きな料理で祟りを沈めるとされていました。やがて、索餅は舌触りのよい素麺へと変化し、七夕にそうめんを食べるようになりました。室町時代には、すでにその風習があったようです。
※索餅:奈良時代に中国から伝わったもので、小麦粉と米粉を練って縄のようにねじり、茹でて和え物などにしたようです。麦縄とも呼ばれています。
お盆など
「精進(しょうじん)とは、仏の教えによって、仏道修行に努めること。 肉類などの美食を避けて、野菜・山菜・穀類などを中心にした粗食を食することも修行の一つと考えられています。 「殺生をせずに、心身を清める」という意味もあります。 お盆にいただく料理は、二汁五菜です。
※精進を終えた後に食べる食事のことを「精進落とし」「精進明け」と言います。