2月最初の午(うま)の日(2025年は2月6日)。 本来は、農作業が始まる旧暦の2月に行われていました。
711年(和銅4年・奈良時代)のこの日に、稲荷社の本社である京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が鎮座されたといわれています。
この日をしのび、伏見稲荷大社をはじめ、愛知の豊川稲荷や佐賀の祐徳稲荷神社など、全国の稲荷神社で盛大にお祭り(初午大祭)が行われます。
また、立春を迎える2月の最初の午の日は、一年のうちで最も運気の高まる日とされています。 ※「午(うま)」は方位の南を示し、時間は正午を表わします。この時間は太陽が最も高く上がり、一日のうちで陽光の力が最も強まる時といわれています。
江戸時代の頃は日頃の米、塩、水の他に、小豆飯、酒などもなどもお供えされていたようですが、今は稲荷大神のお使いとされているきつねの好物といわれている油揚げをお供えするところが多くなっています。
餅まきが行われる地域もあります。
余寒(よかん) 立春後の寒さ、寒が明けてもまだ残る寒さのこと。 ※「寒」とは小寒から節分までの30日間のこと。「寒の内」ともいいます。