夏の焼けつくような空や天気のこと。
八月朔日(はちがつさくじつ・8月1日)の略。旧暦の8月1日は収穫時期にあたり、農家では日ごろお世話になっている方に新しく収穫したものを贈りお祝いしました。
この風習は農家以外にも伝わり互いに贈り物をするようになったといわれ、これが今のお中元とつながっているという説もあります。
京都の花街では芸妓さんや舞妓さんが正装をして、お茶屋さんや師匠のところに挨拶回りをする風習が今も続いています。
果物の八朔は、この時期から食べられるようになったのが名前の由来とされていますが、実際の旬は冬です。
古く平安時代の人々は好みの香を焚きしめ、香りを通して想いを伝えていたのだそう。そんな古き良き日本の文化を、現代の暮らしに寄り添う形で蘇らせた扇子です。
巡りゆく季節の移り変わりが、色のグラデーションと香りで表現されています 。吸水性と保香性に優れた滋賀県高島産の竹を使用。竹だけでなく和紙にも香り付けがされています。
夏に羊羹?と思われるかもしれませんが、何とも涼しげでしょ。 これ、切る場所によって違った断面が表れます。月が三か月から満月に変わり、鳥が羽ばたく絵柄は見ているだけでも楽しくなります。シャンパンの錦玉羹を小豆羊羹で挟み、クランベリーやくるみなどがトッピングされていて味わいも豊かです。
山形県村山市、“すいかの名人”と呼び声が高い門脇栄悦さんグループ栽培した、果皮が黒い種なしすいか。味、糖度、食味と三拍子揃って、甘くシャリっとした舌ざわりです。
ディノス
行事・季節の言葉ごとに、過ごし方や暮らしの知恵などを読みやすい文章でまとめられています。イラストがふんだんに使われているので、とてもわかりやすいです。
三浦康子 監修/成美堂出版